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地球人なら青森を観光しろよ!


恐山(おそれざん)



この世とあの世をつなぐ場所・・・それが恐山です。
霊場であり、高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊場の一つです。

下北地方では「死んだ人は恐山に行く」と言い伝えられている。(霊が向かう山という意味です)


恐山大祭(7月20日~7月24日)や
恐山秋詣り(毎年10月第2週の三連休)には、
イタコがテントを張って軒を連ねている場所に
多くの人が並び、イタコの口寄せを聞く。

イタコの口寄せとは、死んだ人の霊を降霊してイタコに乗り移らせ、イタコを通して故人と会話できるというものです。

開山期間 毎年5月1日~10月31日
開門時間 午前6時~午後6時
入山料 500円(2010年現在)


私は時間の関係でまだ行ってないのですが、ついでに恐山の大祭(たいさい)のときにイタコの口寄せを見にいこうと思ってます。

2012年7月21日に恐山の大祭の日に行きましたので、
写真をご覧ください。

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恐山へ向かう山道の道路の脇にはお地蔵さんが至るところに出現して、それっぽい雰囲気になってきます。



なんか右の方に写っちゃいました(汗)



途中に「霊場恐山」という門があります。
(右から左に読む)



門を通り少し行くとこんな場所に出くわしました。



気持ち悪い像です。
この像の意味はそこに書かれているので、
気になる人は自分で見に行って確かめてください。



左の像の拡大写真
結構気持ち悪いよ。

うちの母親に瓜二つだね、クローンかな?(嘘)



像の隣には三途の川があります。
この橋を渡るとあの世に行ってしまいます。


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あの世に行きたくないのでオタオタしていると、
老人がその橋を目の前で渡っていくではないか。

「おばあちゃん!まだ早いよ!戻ってこい!」と
叫んだのですが、橋を渡って行ってしまいました。
悲しきかな。


マップが近くにありました。





橋の横に道路もあるので、そのまま道路を進んでいくと
恐山の駐車場に着きます。
大祭で全国から人が集まるから、
相当混んでいると思ったのですが、
割と駐車スペースがありました。


バス停及び休憩所。
大祭時には普段よりもかなり多くバスが下北駅から出ているので、車を使わないで遠くから来る人は下北駅からバスで行くといいでしょう。




恐山の正面の門。




近くの売店では、風車が売っています。



正面の門の左の方にいる六人地蔵。



入山料は大人500円です。



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正面の門をくぐるとこんな感じです。



正面の門をくぐり左を見ると、
大祭時に行われるイタコの口寄せをやっていました。



椅子で待っている人もいます。

イタコは霊を自分に降霊させて故人と会話できるというものです。
ここにいる人達は、どうしても故人と話しておかなければいけない心残りがあるのでしょう。

イタコの口寄せを聞き終えてテントから出てきた人で泣いている人もいて、見ている私もちょっと悲しい気持ちになりました。


私は降霊なんてできるわけないと思っていますが、
降霊のパフォーマンスで人の心の痛みを和らげることができるなら、素晴らしいことをしている人達なんだなと思います。


テントの中をちょっと覗きましたが、
こんな感じになってました。
黒丸がイスで、青い線がテント(ブルーシート)です。
イタコは一番奥に座っていて、外からでは何を話しているのか全くわかりません。
でも、前に座っている3名に対して一生懸命何か言っているのがわかりました。

イタコの話を聞く椅子が3名、
待つ人の椅子が左右に3名ずつ、
あとは、写真の通り、列を作って立って待っている、
という感じです。


故人と話すのですから、最低でも1人あたり15分以上は話すと思いますので、写真で並んでいる人だけで4時間待ちとかもありえそうです。

私も試しに聞いて見たかったのですが、よほど思い入れのある人で無いとあそこに並ぶのは失礼だと思い、並ぶのはやめました。






お金を口に放り込まれている謎の気持ち悪い亀。








正面の門をまっすぐ進むと地蔵殿につきます。



地蔵殿ということは、
故人の物が収められている建物ということかな。








大師堂というとこをよく見ると、
故人の亡くなった日にちと住所と名前が書かれた手ぬぐい等が故人の遺留品と共にたくさん供えてありました。
特に靴やサンダルや帽子が供えてあったのには悲しい気持ちになりました。




霊場内は、いたるところで小石が積まれているのを見ることができます。



三角形の山は全部積まれた石。





「人はみな それぞれ 悲しき
  過去持ちて 賽の河原に
         小石積みたり」
                みつを

小石を積む意味は現地ガイドに聞くといいと思います。


水子供養の場所。
水面にお札を浮かべて供養するみたいです。

こうやって故人の亡くなり方によって、
地蔵が作られており、各々がその場所を見つけて供養しているみたいでした。


こっちは無縁で亡くなられた方を供養する場所。



血の池地獄がこっちの方にあるそうです。



手ぬぐい地獄でした。
これはこれで薄気味悪い。



さすがにこのお地蔵さんの間を通る勇気はなかった。



こっちが本当の血の池地獄。
真ん中のお地蔵さんの目の前のくぼんでいるとこに向けてお金を投げているおばさんがいて、
「あとちょっとだったのに惜しい」とか言ってました。
いやいや、ここはそういうアトラクションで楽しむ場所じゃないから。




恐山は宇曽利湖(うそりこ)という湖に併設されています。

うそりこは、硫黄の匂いが立ち込める湖で
多分温泉みたいな性質がある水質なのでしょう。



湖の手前で何かしているおばさん。

通り過ぎるときにお弁当を取り出し、
故人に話しかけているようでした。
こういうの見ると悲しみが込み上げてくるので、
あまり私は得意ではありません。


一周してさっきのイタコのところに戻ると、
ちっとも列が進んでいませんでした。
やぱり長時間待たないと聞けないみたいね。



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